複合微生物製剤「オッペンハイマー・フォーミュラ™」を適用した沖縄の油汚染土壌浄化
Original
| 石灰撹拌工法 バイオレメディエーション 材料 | 生石灰 | 微生物製剤、栄養剤等 |
|---|---|---|
| 法規制 | 「生石灰(酸化カルシウム含有量80%以上のもの)を500kg以上取り扱う(貯蔵する)場合最寄り消防署への届出義務」(危険物の規制に関する政令第1条の10) | 特になし。 |
| 人体への影響 | 酸化カルシウムが人の肌に触れたり吸入すると水との高い反応性のため、ひりつきや炎症が生じる。吸引した場合呼吸困難になることもある。熱を放出して鼻中隔の穿孔や腹部の痛み、吐き気や嘔吐の症状がでることもある。 | 特になし。 複合性微生物に関する、病原性・毒素産生確認試験結果、動物に対する影響、植物に対する影響、バイオアッセイによる生態毒性評価、バイオレメディエーションにおける微生物群集の動態解析、病原性細菌の有無について試験済。 |
| 設備 | テント・集塵機・活性炭吸着装置等 | 特になし。 |
| 長所 | 施工実績がある。改良土の転圧が確実に行えるので、建物用地への転用が容易となる。 | 土壌の性状が変わらないため、農地への転用が可能である。高濃度の油含土壌についても改良効果が十分得られ、施工実績がある。施工中化学物質の拡散がなく、テントが不要。施工に伴う環境負荷が小さい。原位置浄化が可能である。 |
| 短所 | 改良土は強アルカリとなるため、農地への転用は困難となる。また、強アルカリとなった場合、土に結合する重金属が溶出しやすくなる。地下水が発生する場合は、水替工の他、法面の安定を図る必要がある。施工時には、粉塵対策(テント設置)が必要である。テントを設置する場合、台風シーズンを避ける必要がある。高濃度の油含土壌については改良効果が得られず、高濃度・炭素数の多い油(重質油)の成分は残存する可能性がある。高濃度油含土壌は場外搬出(セメント原料化処理)として搬出処理している。 | 微生物のもつ浄化作用によるものであり、分解速度は濃度や土質、気温等によって変化する。 |
| 評価 | △ | ○ |
| 種類 | 特徴 | 分布 |
|---|---|---|
| 国頭マージ | 強酸性の粘性土壌 赤~黄色 | 沖縄本島北部地域を中心に分布 |
| 島尻マージ | アルカリ性の琉球石灰岩が混ざる粘性土壌 赤褐色 透水性がよく、水はけも良い | 沖縄本島中南部及び宮古島を中心に分布 |
| ジャーガル | アルカリ性の重粘性土壌 灰色~灰褐色 水はけが悪い反面、干ばつに強い | 沖縄本島南部地域を中心に分布 |
| 初期値 | 7日目 | 14日目 | ||
|---|---|---|---|---|
| TPH (mg/kg-dry) | C6~C44 | 13000 | 9300 | 6200 |
| C6~C12 | <240 | 85 | 53 | |
| C12~C28 | 13000 | 9100 | 6100 | |
| C28~C44 | <240 | 77 | 49 | |
| 全微生物数(cells/g-wet) | 7.91E+07 | 3.48E+08 | 4.69E+08 |
| 初期値 | 14日目 | 28日目 | 42日目 | 70日目 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 添加あり | TPH (mg/kg-dry) | C6~C44 | 7600 | 5900 | 3800 | 1600 | 780 |
| C6~C12 | 360 | 190 | 100 | 100 | 100 | ||
| C12~C28 | 7300 | 5700 | 3700 | 1600 | 760 | ||
| C28~C44 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | ||
| 全微生物数(cells/g-wet) | 5.81E+08 | 5.17E+09 | 3.53E+09 | 6.37E+09 | 6.51E+09 | ||
| 添加なし | TPH (mg/kg-dry) | C6~C44 | 7600 | 6900 | 6000 | 6000 | 5300 |
| C6~C12 | 360 | 100 | 100 | 100 | 100 | ||
| C12~C28 | 7300 | 6800 | 5900 | 6000 | 5200 | ||
| C28~C44 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | ||
| 全微生物数(cells/g-wet) | 5.81E+08 | 2.39E+08 | 1.69E+08 | 1.36E+08 | 1.16E+08 |