COMPOSITION

石油製品の成り立ち

石油の主成分は炭素と水素で構成された炭化水素であり、複数種類の炭化水素が混在する複合物(混合物)です。石油に含まれる炭化水素は、炭素数C1〜C4(常温で気体)からC50以上(低分子〜高分子)まで幅広く存在し、沸点も常温から700℃以上まで多岐にわたります。構成成分は主に脂肪族分芳香族分から成り、これらを製油所で精製・分別・混合することでガソリン、灯油、軽油、重油、潤滑油などの各種石油製品が製造されますが、精製工程が複雑であるため製品ごとに成分が異なります
ガソリン主にC4~C12の範囲の石油系炭化水素から成り、BTEX(ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン)を含む。高オクタン価ガソリン(ハイオクガソリン)には、オクタン価を高める目的で、トルエンが24%程度含まれる。
灯油主にC8~C16の範囲の石油系炭化水素から成り、キシレンを含む。
軽油・A重油主にC10~C26の範囲の石油系炭化水素から成り、軽油に残渣を含むものがA重油(軽油約90%、残渣約10%)。税制上の都合から、A重油にはクマリンが添加されている。